AI(人工知能)サーバー需要の拡大を背景に、台湾の電子機器受託生産(EMS)大手3社の2025年連結売上高がそろって過去最高となりました。ウィストロン(緯創資通)は前年比2.1倍の2兆1,900億台湾元となり、初めて2兆台湾元を突破しました。
背景には、クラウド事業者などによるAIサーバー投資の増加があり、EMS各社のサーバー関連の受注が伸びています。ウィストロンはAIサーバーの受注見通しが2026年末まで立ち、北米顧客の大口受注でネットワーク通信製品の売上が10倍以上に拡大する見込みです。クアンタ・コンピューター(広達電脳)も前年比50.5%増の2兆1,200億台湾元で最高を更新し、工場はほぼフル稼働としています。AIサーバー受注は2027年まで見通しがあるといい、2026年はAIサーバー売上が前年比2倍以上、サーバー売上全体の80%を占めるとの予測を示しました。ウィストロン傘下のウィウィン(緯穎科技服務)は売上が前年比2.6倍の9,506億台湾元、純利益も2.2倍の511億台湾元となり、米テキサス州の新工場稼働で増産体制を強化しています。今後は、受注の長期化が進む一方、設備投資や供給能力の拡大が各社の成長ペースを左右しそうです。
